一番近くで見守ってくれる「母親」という存在。ぎゅさん(高校1年)は「母は料理上手な友達」のようだと言います。明るく楽しい母だけど、体や恋の悩みを相談できなくて……。お母さんに対する思いを話してもらいました。

料理上手で友達のような母

私の母を一言で表すならば、「料理上手な友達」。母と娘という関係ではあるけれど、母は少し「天然」なので、どちらかと言うと「友達」という感じ。急に「旅館に泊まろう!」と言い出したり、クイズ番組を見ている時に珍回答を連発したり。いつも家族が想像もしないような発言や行動をして笑わせてくれます。

母の料理は本当においしいです。食べることが大好きな私にとって、母が料理上手なことはこの上ない幸せ。母と一緒にいると毎日が楽しいことには間違いありません。

デリケートな悩みを打ち明けられず

ですが時々、天然がゆえに少々鈍いところがある母の性格が、私の悩みの種に。同性の母には相談に乗ってほしいことが山ほどあります。しかし、自分の体や恋の悩みを話すことに少し恥じらいのある私にとって、悩みを自ら言い出すことにはやはり勇気が必要です。

デリケートな悩みを打ち明けるのは勇気のいること。気づいてほしい

甘えに聞こえるかもしれませんが、「(年齢的に)こういう悩みがある?」などと母の方から察して聞いてほしいと願っている自分がいて、そんな自分にいつももどかしくなります。周りには、お母さんと悩みを気兼ねなく話せる関係だという友達が多く、自分の母娘関係と比較してしまうと、胸が苦しくなることがあるのも事実です。

自分のことは自分で解決

母に言えない悩みはインターネットで調べて、自分なりに解決していると思っています。母の少し鈍いところを逆手にとって、母には特に相談せず、自分の好きなように雑誌やコスメ、美容グッズをお小遣いで買って、JKライフを楽しんでいます(笑)

メイクやファッションは雑誌で勉強。使っても飾ってもかわいいコスメがお気に入りです

母のことが大好きなことに変わりはないので、「私は私」と割り切ってこれからも母と楽しくワイワイ過ごしていきたいです。悩みを話し合える関係じゃないからこそ、深刻なことを忘れさせてくれるくらいいつも笑顔で芯の強い、友達のような母とこれからも仲良く幸せに暮らしていきます。(高校1年・ぎゅ)

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