第34回国際情報オリンピック(IOI)が2022年8月7日から15日までインドネシア・ジョグジャカルタで開催され、日本からは4人が参加。全員が金メダルを獲得した。文部科学省と情報オリンピック日本委員会が発表した。
全員が見事金メダルを獲得
大会には、世界88カ国・地域 の高校生ら349人が参加し、効率の良いアルゴリズムの設計や実装など、数理情報科学の問題解決能力を競った。金メダルは、参加者の上位12分の1に与えられる。
日本代表選手の成績は次の通り(敬称略)。
- 児玉大樹(こだま・だいき、兵庫・灘高校2年) 金メダル
- 渡邉雄斗(わたなべ・ゆうと、千葉・渋谷教育学園幕張高校3年) 金メダル
- 田村唯(たむら・ゆい、大阪・大阪公立大学工業高等専門学校3年) 金メダル
- 田中優希(たなか・ゆうき、兵庫・灘高校2年) 金メダル
児玉さんは昨年の第33回大会で金メダルを、渡邉さんは銀メダルをそれぞれ獲得しており、2年連続のメダルとなった。
今年で20回目の参加 来年はハンガリーで開催予定
競技日は2日間あり、1日につき5時間が与えられ3問を解く。問題は、実社会で直面する様々な課題を模したものとなっており、それを数理情報科学によって解決する数学的な理解力や分析力などが強く求められる。
日本代表は1994年から3年間派遣された後、中断を経て2006年から毎年4人ずつ派遣されている。今年は20回目の参加だ。
来年開催予定の第35回国際情報オリンピックは、ハンガリーで開催される予定。