第46回全国高校総合文化祭(とうきょう総文2022)の吹奏楽部門が7月31日・8月1日の2日間、東京文化会館(台東区)で開催された。金沢学院大学附属高校(石川)吹奏楽部は、126人による大迫力の演奏で会場を盛り上げた。(椎木里咲)

総勢126人の大所帯、パワフルな演奏で魅せた

通称「KGバンド」と呼ばれる吹奏楽部。総勢126人で3曲を披露し、会場を熱狂の渦に包みこんだ。1曲目の「KGオープニング・ファンファーレ」と2曲目「マーチ・ゴールデン・イーグル」は白のジャケットに身を包み、迫力あふれる演奏を披露した。

126人による迫力あふれる演奏を披露した

ノリノリサンバで会場沸く

3曲目「KGサンバ・メドレー」では、THE BOOMの名曲「風になりたい」のサンバアレンジと、「地元で知らない人はいない」という石川テレビ放送の番組テーマ曲「石川サンバ」を披露。サンバの盛り上がりと手拍子や歌で会場全体を巻き込み、観客を沸かせた。部長の梶川朋愛(ともえ)さん(3年)によると、「これまでの集大成」となる選曲だという。

色とりどりのマントが目を引いた

東京での演奏にドキドキ…

今年の新入部員は55人。部活の雰囲気を聞くと「人数が多いので、ムードメーカーみたいな明るい子から落ち着いた子、やんちゃな子までいろいろなタイプがいて楽しい」という。「意見が合わないこともある」と、大所帯ならではの苦労もあるようだ。

部長の梶川朋愛さん(3年)

演奏後は、「東京は自分たちにとって知らない世界なので不安もあった。しかし、場所が変わっても演奏は変わらないと実感することができ、晴れ晴れとしている」とにこやかに語ってくれた。