私は高校2年の春、飛び級で漢検2級(=高校卒業・大学・一般程度レベル)を受検しました。試験ギリギリまでほとんど勉強しておらず、実際に勉強していたのは試験前1~2週間ですが、見事1発合格できました。短期間で効率よく合格できる勉強法をお話しします。(高校生記者・ゆぽ=3年)

1冊の問題集を繰り返す

最初、問題演習ができるWebサイトで勉強していました。しかし、答えがすぐに確認できないなど効率が悪く、対策本を使って勉強する方法に切り替えました。対策本の方が見やすく、さらに試験問題の形式にも慣れられます。

繰り返し対策本の問題を解いたルーズリーフ

使う対策本は1冊のみに絞ります。お金も時間ももったいないし、1冊を極めれば合格できるので、何冊も手をつけず、1冊を繰り返すことを目指しましょう。

高い頻出度のものをまず完璧に

私が使っていた対策本は最新盤ではなく、兄からもらった5年前発行の『頻出度順 漢字検定2級問題集』(成美堂出版)でしたが、合格できました。「頻出度順」で掲載されていることは、時間がない人にとってとても重要。頻出度順の対策本をおすすめします。

全て完璧にすることができたらベスト。ですが、1~2週間ではかなり難しいです。私は実際、対策本の全てを完璧にできたわけではありません。

頻出度順に分かれているものがおすすめ

私が使った対策本は、頻出度がA、B、Cに分けられていたため、全体ではAを完璧にし、苦手な項目はBも完璧にしました。そして、余裕をもって本番に挑めるよう、最後の方にある模擬テストを全て行いました。

効率を意識し問題演習してみて

早くから対策するに越したことはないですが、私のように後回しにしがちな人や部活が忙しい人などにとっては、漢検対策に多くの時間を割くのは難しいと思います。

漢検2級は常用漢字が全て含まれ、合格率も20パーセントほどのため、難しいイメージがあるかもしれません。しかし、短期間でも効率よく勉強ができれば、合格できると思います。私が漢検2級に短期間で効率よく合格できたこの方法を参考にしてみてください。