私は中学時代、定期テストの点数が伸びず、3年になってからは学校の成績まで下がり始め、とても悩んでいました。ですが、やり方を見直したら点数が上がっていったんです。高校生になった今も実践している勉強術を紹介します。(高校生記者・蜜柑=1年)
【暗記】裏紙に単語を書き込む
一つ目は、暗記法です。単語などを覚えるときには、暗記用の参考書のほかに、A4サイズの裏紙を使います。
私が使っている単語帳は、左のページに英単語と和訳、右ページに例文が載っています。裏紙を八つ折りにして、左ページの英単語を隠します。右のページの例文を赤シートで見えないようにします。裏紙で隠した部分の語句を、和訳を見て記憶だけを頼りに紙に書き出していきます。八つ折りのサイズが、書き込むのにちょうどいいんです。
インプットとアウトプットを同時に行えるので、定着しやすく、とても覚えやすかったです。

【問題演習】とにかく繰り返すのが肝心
二つ目は、問題を何度も解く方法です。暗記だけしていても、意味を理解していなければ応用問題は解けません。参考書やプリントを2周、3周……と繰り返し、実力が付きました。繰り返しすぎたせいか、答えを覚えてしまっていた時もあるくらいです。
【ノート】自分の言葉でまとめてみる
三つ目は、ノートまとめです。定期テストの2週間前くらいから、特に実技教科で活用していました。ただ、内容が多いとまとめに時間がかかり、暗記までたどり着けない場合もあるので、時間配分に注意。それでも、自分の言葉でまとめ直すと理解が深まり、一番効果があると感じました。

自分に合った方法を見つけよう
勉強には「効率が大事」「量をこなすべき」「質を高めるべき」など、さまざまな意見があります。でも私は、効率が悪くても自分の好きな勉強法を取り入れるのも、勉強を続けるためには大切だと思います。楽しく続けられる方法が、自分には一番合っていました。
- 蜜柑 兵庫県在住。演劇部。読書好き。図書員所属。最近買い食いした店が当たりだったから幸せ。