部活に勉強に忙しい日々を送る読者の天の川さん(高校2年)。両立に悩み、部活をやめようか思い悩む中、顧問の先生の言葉で自分自身ががらっと変わったという体験談を紹介してもらいました。

部活に勉強に「時間がない!」

私は登山部に所属しています。中学校時代は文化部で、高校から運動部に入った私は、体力的にもしんどい日々が続きました。さらに授業はとても進度が速く、予習や復習が欠かせない中で、提出物や大学入試に向けた勉強も意識し始め、本当に時間がありませんでした。

部活で使っている登山靴

学校の授業が終わり部活をして、塾に行って帰宅すると、夜10時をとっくに過ぎていて、そこから翌日の予習をするだけで精いっぱい。浪人すれば、教育課程が変わった試験を受けなければならず、どうしても現役合格したい私は、「部活をやめなければいけないのかな」と考え始めるようになりました。

「部活を辞めるべき?」先生に相談

私は、一番尊敬し、信頼している先生に相談しました。先生は、「部活をやめるな」と言いました。「自分で決めた部活をやめてしまったら、きっと勉強も途中でやめてしまう。俺は、部活をやってたから受験を頑張れたし、最後まで部活をやってて良かったと思っている」と教えてくれました。

その時、「自分が勉強を言い訳にして、逃げたかっただけなのかもしれない」と気づきました。「両方とも頑張るという気持ちが弱かったのかもしれない」とも思いました。それに、部活で学ぶことも多く、培った体力、先輩や仲間との出会いは絶対に無駄にならないんだと思いました。

がらっと変わった自分「どちらでも結果出したい」

その日から、部活をもっと真剣に、そして楽しく頑張ろうと意識しています。引退まで絶対にやめません。部活を理由に勉強もおろそかにしません。部活に対するモチベーションも勉強への態度も変わりました。

自分でも分かるぐらい、変わりました。この気持ちのまま、部活も勉強も頑張ろうと思います。そして、どちらでも結果を出したいです!(高校2年・天の川)

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