私は小学生の頃から漢字が好きで、中学2年生で漢検2級を取得しました。テスト前の勉強法や日頃意識していることをご紹介します。(高校生記者・桜いをり=1年)

熟語を分解して意味も理解

漢字テストや定期試験対策は、学校で使っている『入試に出る漢字と語彙2400』(旺文社)で勉強しています。

まず、漢字を赤シートで隠し、一問一答形式で50個くらいまとめて解いていきます。知っている、覚えやすい漢字は省きます。

いつも使っている参考書。覚えにくいものにはマーク

知らなかった漢字やなじみのない漢字は、1文字ずつではなく、熟語や用例で覚えるようにします。例えば「報」という字を覚えたい場合は、報を使う熟語を考えて書き出し、分からない場合は辞書やネットで調べます。

「報告」「報酬」などの熟語が出てきたら、「報(しら)せを告げる」のように分解。熟語の意味を理解できるようにします。例えば「報酬」の「酬」の意味が分からなければ、その字の意味も調べます。

覚えにくい漢字をまとめているノート

音読み・訓読み共に、いろいろな言葉と関連づけて覚えられ、語彙も増えるのでおすすめです。同音異義語なども自然と覚えられます。

テスト直前には、最初と同じように赤シートで隠して復習します。

ちなみに、漢字検定の勉強も、基本的にやることは変わりませんが、過去問や問題集を重点的に解くのがおすすめです。四字熟語なども出てくるので、こまめに言葉を調べる癖をつけておくと良いです。

難読漢字や知らない熟語をメモ

普段の生活でも漢字を意識しています。ニュースを見ていると、今まで知らなかった難読地名や、聞き慣れない熟語に多く出合います。そんな時、すぐにその言葉をスマホで調べます。「専用のノート」を作り、メモするとなお良いです。日常生活でよく見聞きする言葉は、テストでも問われがちなので要チェックです。

漢字を知っていると本や新聞を読むことも楽しくなります。この方法で、ぜひ漢字を得意分野にしてください。