私たち高校生は、思春期で心が不安定になりやすい時期です。わけもなく気分が落ち込んだり、イライラしたり、心が疲れたり……。これから、私が実践しているセルフケア方法をご紹介します。(高校生記者・Shiro-neko=2年)

「私マニュアル」ノートを作る

「私マニュアルノート」を作ることで、自分の心と向き合い、ケアをしています。まずは、実際に書いているノートを紹介します。左に「今日の出来事」と「それに対する気持ち」を書き出します。右に「どうしてその気持ちになったのか」についての原因と、「それに対する対処法」を書きます。

私が実践している「私マニュアル

例えば、「課題が残っているのに寝落ちしてしまい、結局終わらなかった」という今日の出来事と、それに対して感じた「罪悪感」という気持ちを左側に書きます。出来事を文章化するだけで原因が分かるので、かなり心が軽くなります。

そして、対処法として、「私は一度ベッドに入ると何時間も寝てしまうから、仮眠は向いていない。課題があるときは自習室かカフェで終わらせてから帰る」と右側に書きます。自分の悪い癖を発見し、二度と繰り返さないためにも確実な対処法を書くのがおすすめです。

自分の性格を分析、長所も短所も明確に

書く時のポイントは

1. こころの中のモヤモヤを吐き出す気で、とにかく書きまくる。

2. 後で見返せるように、なるべくきれいに書く。疲れているときは、メモでOK。

3. 「私はだめだ」と自分を否定するのではなく、ポジティブな言葉を自分にかける。

4. こころに響いた名言を書いておく。

この4つです。

お気に入りの癒やしグッズ

私マニュアルを書くと、心がスッキリ軽くなりますし、 なぜ、その気持ちになったか原因が分かるため、次回から意識的に改善できます。 自分の性格を分析して、長所も短所も明確になり、「私マニュアル」を通して、自分をよく知ることで、自信につながりました。過去のページを見返すと、昔の自分と比べて、自分が精神的に成長したことが実感できるなど、たくさんのメリットがあります。

授業や部活、塾などで忙しく、自分のメンタルと向き合う時間が少ない人もいると思います。ですが、高校生という多感な時期だからこそ、一度立ち止まって、自分のことを考える時間を作ってほしいです。ぜひ、私が紹介した「私マニュアル」も参考にしてみてください。