どうしても勉強のやる気が出ない。でもやらないと終わらない……。そんな時どうすれば良いのか、読者の高校生もちゃっちゃさん(1年・女子)から寄せられた勉強法を紹介します。

嫌いじゃないけどやる気が出ない

夏休みがあっという間に過ぎ去ってしまい、宿題の完了もギリギリに……。そんな後悔から、私の勉強改革は始まりました。

もともと勉強が嫌いではないのですが、なんとなくやる気が出ないときは、とことん手が動きません。まずは自分がどうすれば勉強しやすい環境になるかを考えました。

そして導き出した答えは大きく2つ、「やる気」と「スマホ」でした。

【1】短い仮眠を増やしてみた

勉強しようとすると、どことなく「だるさ」を感じてしまうことが、私のやる気が出ない原因のようでした。そこで、思い切って「仮眠の回数を増やすこと」にしたのです。

以前は昼夜の食後の15分だったのですが、さらに5分ほどの短い仮眠を勉強前や勉強中、疲れたときに取るようにしました。

 勉強時に使っている仮眠のためのタイマーと勉強時間を測るためのストップウオッチ 

毎回ぐっすり寝ているわけではないです。数分でも楽な姿勢をとって目を閉じ、呼吸を整えると、かなり良いリラックスになります。仮眠の取りすぎも良くないですが、15~20分寝るよりも数分単位でこまめに取る方が個人的にはいいと思っています。一度ぐっすり眠ると起きるのがおっくうになってしまうので……(笑)。眠気も取れますのでぜひお試しあれ。

【2】マイルールをポジティブに変える

そして最大の誘惑、スマホ。特にYouTubeはずっと見ていられるので、どうしようかずっと悩んでいました。

それまでの私は「勉強終わるまでYouTube“禁止”」と考えて、結局誘惑に負けることが多かったのです。そこで「勉強が終わったらYouTubeは“見てOK”」と「ルールをポジティブに考える」ことにしました。

結局勉強が終わると寝る時間が近くなるので、ダラダラと長時間見る癖もなくなりました。

自分に合った勉強法を見つけるのは意外と難しい

【3】客観的に自分と向き合って

自分は何に影響されやすいのか、「客観的に自分と向き合うこと」が勉強改革の本質であるように今では感じています。他の人が私と同じルールを持ったとしても、全員がうまくスマホと付き合えるようになることはありえません。

インターネットにはたくさんの勉強関連の情報がありますが、それら全てがみんなに役立つとは限らないことを痛感しました。自分で立てた目標がある今なら、ダラダラとネットで勉強関連の情報を見るだけで満足していた自分とも決別できます。

皆さんも「何が勉強しにくい原因なんだろう?」と考える時間を持ってみてはいかがでしょうか。(高校1年・もちゃっちゃ)

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