同じ趣味や考えの人と手軽につながれて、便利なツイッター。ただ、素性の分からない人と交流するには注意と自衛が必要です。ツイッターで怖い体験をしたという読者のBLUEさん(高校1年・女子)が打ち明けてくれました。

知らない人からDMが届いて

私が怖い体験をしたのは、ツイッターのDM(ダイレクトメール)機能でした。

ツイッターを始めて間もなく、やり方もよく知らずに試しに「空手女子」とツイートしてみました。私は昔から空手を習っていて、黒帯もとっているんです。ツイートができたのを確認したらすぐに消そうと思っていたので、別に理由もないような一言を書きました。

「空手女子」とツイートしてみた (写真はイメージ)

固定ツイートはどうやるのかな、なんていろいろ機能を試しているうちにDMが来ているのに気付きました。「空手習っているんですか?」そんな感じの文だったと思います。

少し怖かったので返事をするか迷ったのですが、こんな時は周りの子もしているのだろうと思い、「習ってますよ~」なんて返事をしました。

「会って俺を殴って」気持ち悪いメッセが続々と

それから何日か連絡をとるようになり、空手についてだったり相手のバイトのことだったり、いろいろやりとりをしたと思います。

ある時、「ネット彼女になってくれないか」と言われました。急すぎて、わけが分からなくて、でも断ったらやりとりが終わるような気がして、でもやっぱり怖かったのでその時は保留にしました。

そこからです。「文面で俺を殴って」「それじゃあ足りない」「もっと」「会って俺を殴って」「会いたい」などと、どんどん気持ち悪いDMが送られてくるようになりました。さすがに怖くなって、無視するようになりました。

「もう待てない」突然ブロックされ

そんなことが続いたある日、またいつものように気持ち悪い文面が送られてきました。もうブロックしようか迷っていると、「結局彼女になってくれるの?」と送られてきました。

めんどくさくなってきて、それも無視していると、「あと5分以内に返事してくれないとブロックするから」と。気持ち悪い部分もありましたが、面白い話をしてくれるときもあって、ブロックされるのは阻止したいと思ったんです。「まだ考えているから」と返信すると、「もう待てない。あと5分でほんとにブロックするから」。

その時、母に家事を頼まれ、携帯を置いて台所へ行きました。戻ってツイッターを開くと、5件新着DMが来ていて、「もういい。さようなら」を最後にブロックされていました。

空手がきっかけでこんな体験をするとは

知らない人とはつながらなくなった

私は怖くなって、自分のアカウントを削除しました。

それから半年以上たって友人にこの話をすると、「そんな奴、即ブロック、ブロック」と言われました。それまで少し後ろめたい気持ちがあったのですが、友人の言葉でハッとしました。

今は、知らない人とはつながらないようにしています。でも、いつかあの人が私の(新しい)アカウントを見つけてDMしてくるのでは……なんて思ってしまいます。(高校1年・BLUE)

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