女優や声優として活躍する福原遥さん。いつも優しい笑顔を浮かべる彼女が、悩んだり落ち込んだりしたらどうしているのでしょうか。高校生たちからの相談・質問に答えてくれました。(文・中田宗孝 写真・西村満)

笑うことを忘れない

福原さん宛てに高校生から悩み相談が届いています。「コロナ禍で友人や遠方の祖父母に会う機会が減り、時々、心がふさぎがちになってしまいます。悲しかったり苦しかったりするとき、どうしていますか?」

私も何かに悩み、落ち込むことがあります。……時間が解決してくれることもありますし、「悩みをため込まず、頑張りすぎずいこう!」なんて、自分に言い聞かせることも。

福原遥さん(ヘアメイク・池上豪、スタイリスト・山本隆司

悩みや落ち込みの事柄によって対処法が違うのですが、常に考えるのは「どんなときも笑顔を忘れずにいよう!」って。笑顔でいればなんとかなるし、笑うことを忘れちゃったらもっと落ち込んでしまうから。

私は、家族や友だちと過ごすと、いつも笑いの絶えない空間になるんです。みんなで笑っていると、つらくて悲しい気持ちも乗り越えられます。

―続いての質問です。「ドラマに歌手活動に大忙しの福原さん。気分転換したいときは何をしているんですか?」

ドライブをしていますよ! 家で過ごすときは、料理を作ることが良い気分転換になっています。最近は、肉じゃが、豚汁、大根煮を作りましたよ。

元気になれるフラってすごい

―オリジナルアニメ映画「フラ・フラダンス」では、フラガールを目指す日羽の声を演じていますね。劇中では、フラダンスのシーンがたくさん描かれています。

日羽たちがしなやかに踊るフラダンスのシーンがすごく繊細で好き! 作品内のフラダンスの動きは、現役ダンサーの方の踊りをモーションキャプチャーで撮影して、3Dで描いているシーンもあるんですよ。

フラダンスには、人々を笑顔にさせ、幸せな気持ちにさせてくれる力があります。今作を通じて、あらためて「フラ」ってすごいなって感じたんです。鑑賞後に私も「明日から頑張ろう!」と、前向きな気持ちにさせてもらいました。

福原遥さん

仕事で笑顔を届けたい

―ご自身も作品から良い刺激を受けたんですね。

劇中のフラダンサーたちの「笑顔を届けたい」という思いは、私自身も同じなんです。そう思いながらいつも仕事と向き合っています。

(演技など)自分が発信したもので、誰かが喜んだり感動したりしてもらえることにやりがいを感じる。大変なときもありますが、「いつも見てます」「元気もらっています」という声やお手紙をいただくことが、私の努力につながるんです。

福原遥さんのサイン色紙を1人にプレゼント! 

高校生新聞編集部LINE公式アカウントとお友達になってから、「福原遥さん色紙希望」と明記の上、「学校名・学年・性別・記事の感想」をメッセージに書いて送ってね。応募資格は高校生・中学生に限ります。1月19日締切。当選者には編集部からメッセージでお知らせします。

フラ・フラダンス

福島県いわき市に実在するレジャー施設のダンシングチーム(通称:フラガール)の活躍を描いたオリジナルアニメ映画。高校を卒業した夏凪日羽(声:福原遥)は、新人ダンサーとして「スパリゾートハワイアンズ」に入社した。日羽は、姉のようなフラガールになることを目標に掲げ、同期入社のダンサーたちとステージデビューを目指すのだが……。

配給:アニプレックス。12月3日(金)より全国公開。

(C)BNP, FUJITV/おしゃれサロンなつなぎ

 

ふくはら・はるか

1998年8月28日生まれ。埼玉県出身。子役として芸能界デビュー。以後、ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」など、多くの話題作に出演。アニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」など、声優としてのキャリアも積む。また、歌手、YouTube動画公開など多方面で活躍。現在、主演ドラマ「アンラッキーガール!」(読売テレビ・日本テレビ系)が放送中。