私は高校時代、ずっといじめられていました。誰にも助けを求められず、ずっと我慢している日々。ですが、大学生になった今、たくさんの友達に囲まれ、すごく楽しい毎日を過ごしています。いじめに苦しんでいる人、いじめられている人が周りにいる人に伝えたいことを書きます。(さくら=私立大学1年)

菌扱い、おなか蹴られ…親には「学校楽しい」と嘘ついて

私は高校生のとき、クラスの中心的な存在である男の子からイジメを受けていました。「菌」扱いされたり暴言を吐かれたり、時にはおなかを蹴られたり……。それは、クラス替えまで続きました。

毎日毎日「学校に行きたくない」と思っていました。しかし、「いじめられている」なんて家族や先生には言えませんでした。心配かけたくなくて、親から「学校楽しい?」と聞かれても、「楽しいし、友達もたくさんできたよ」と笑顔でうそをついていました。

何回も死にたいと思い、ベランダから飛び降りようとしたこともありました。結局死ぬ勇気なんてなくて、死ねませんでした。

誰も助けてくれない、我慢の高校生活

私はいじめられても暴力をふるわれても、何をされてもずっと無視していました。もちろん、時には仕返ししたくなることもありましたが、仕返しをすればイジメはさらにひどくなると思ったからです。「自分がずっと我慢していればいい」、そう思っていました。

周りのクラスメートも、私がいじめられていることには気付いていました。けれど、私をかばえば、次は自分がターゲットになってしまうと思ったのかもしれません。誰も助けてはくれませんでした。みんな見て見ぬふりをしていました。だから、高校生活で楽しいと思えたことはほとんどありません。

友達に囲まれた学生生活「すごく楽しい」

私は今、大学生になり、周りにはたくさんの友達がいてすごく楽しい日々を送っています。高校時代とは180度真逆の生活を送っています。

休日に友達とパンケーキを食べに。高校時代とは違い楽しい毎日

高校生のときは大学でうまくいくのか毎日不安に感じ、「大学に進学したくない」と何回も思いました。

でも、私には今、たくさんの友達がいます。あなたがもし、いじめられていたとしても、その先の未来は絶対に明るいと思います。

誰かに相談してほしい

きっと私と同じように、イジメに苦しんでいる人はたくさんいると思います。私は誰にも相談できませんでした。「もし誰かに相談していたら、イジメも少しは良くなっていたのかな」と考えるときもあります。

もし今いじめられていて、つらいと感じているのなら、誰かに相談してみてください。相談するだけでも、絶対に気持ちは楽になると思います。絶対にあなたを受け入れてくれる人はいます。

私が声を大にして言いたいのは、「いじめられていて死ぬほどつらくても、絶対に死なないで」ということです。いじめられたその先には、私と同じように必ず明るい未来が待っています。

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