高校2年の夏、全日制高校から通信制高校に転校しました。全日制高校では、思い描いていた高校生活ができずどん底でしたが、今では楽しく高校生活を送れています。(高校生記者・むにゅ=3年)
猛勉強して全日制高校に入学
猛勉強の末、全日制の高校に入学しました。中3のときは入試直前から精神的に不安定になり別室登校をしていたため、担任と両親からは通信制高校を勧められていました。
ですが、私は通信制高校に対して「友達ができない」「先生のサポートが少ない」といった偏見を持っており、全日制高校に進学を決めました。合格してからは憧れの制服や電車通学に思いをはせ、ただただ幸せでした。

課題に追い込まれ、毎日徹夜
ですが、毎日徹夜するほど課題に追い込まれたり、クラスメートにも都合よく扱われたりして、登校がどんどんつらくなっていきました。とにかく留年はしたくなかったため、毎朝駅のホームで泣きながらも休まず学校に行きました。
「地味で暗い」大声で悪口を言われ
2年生のクラス替えがきっかけで、より学校がつらくなりました。原因はクラスメートからの悪口です。私は気の合う友人がいないため、休み時間に一人で過ごしていました。その姿を見た女子数人が、教室の隅で、大声で私の悪口を言っていたんです。
陰口はエスカレートしていきましたが、誰にも相談できず、最終的には引きこもりになりました。そこで通信制高校に転校を決意しました。

通学日数が多い通信制高校に転校
まずは通信制高校に転校した友人に相談しながら、通信制の紹介サイトを調べて気になった学校に見学に行きました。その中で、外出して人と関わる習慣つけるために、通学日数が多い学校に転校しました。

「頑張る」と「無理する」は違うと知った
最初は引きこもりがちでしたが、授業がきっかけで友人もできて少しずつ登校日数が増えていきました。今では友人とは放課後に食事をしたり遊んだりもできるくらいの仲です。
転校して、つらい時は体が壊れる前に休めるようになったり、課題の締め切りが近い時は頑張れたりできるようになりました。「頑張ること」と「無理すること」は、完全に違うことだと実感しました。周りの人に支えてもらいながらも、悔いのないように、卒業までの残り1年間を楽しみたいです。
- むにゅ 京都府在住。趣味は映画鑑賞と深夜ラジオを聞くこと。推しは星野源さん、あいみょんさん、乃木坂46の池田瑛紗さん。将来はライブにたくさん行くことが夢。