私は国内旅行で人気のある県に住んでいる高校生です。コロナ禍で、みなさんと同じように行事は中止、遊ぶこともできず我慢の日々を過ごしています。そんな中、目に入った大人の振る舞いについて、思ったことを伝えます。 (高校生記者・ニア=2年)

文化祭中止、遊ぶことなく夏休みは終わり

私が住む県では、5月末からずっと緊急事態宣言が続いていました。8月に入ると感染者が急増し、夏休み中に予定されていた文化祭準備や部活動、夏期講座が次々と中止になりました。夏休みが終わるとオンラインで始業式があり、授業もオンラインで進んでいきました。

夏休み中、オンラインで劇の練習も行ったのに…

文化祭の話し合いや練習もオンラインで行いました。しかし、今年の文化祭は中止。誰とも遊ぶことなく、私たちの夏は自粛で終わりました。

緊急事態宣言中に遊ぶYouTuberを見て怒り

しかし、YouTubeを見ていると気になることがありました。緊急事態宣言だった当時、チャンネル登録者数が多いYouTuberが、ディズニーランドに行ったりマリンスポーツで楽しんでいる動画を上げたり、大人数でコラボしていたり……。移動を自粛していないものが多く流れてきました。

もちろん、YouTubeを職業としている人たちなので、全てを自粛するべきだとは思いません。しかし、緊急事態宣言前に撮っていたとしても、「自粛期間に流すのはどうなの?」という気持ちや、「なんでこの人たちは遊べて自分たちは自粛しないといけないの?」という、どうしようもない怒りと悔しさが大きく湧いてきました。

マスクせず叫ぶ酔ったおじさん

塾に行っているとき、居酒屋さんで1人では立てなくなるほど酔ったおじさんが、マスクもせず大きな声で叫んでいるのも見ました。「受験生にコロナがうつったら、本当にどう責任を取るつもりだろう」と思いました。

酔って叫んでいる人を見て、感染の恐怖を感じた

緊急事態宣言は終わりましたが、自粛の反動で人の動きがまた激しくなって、コロナ感染者が増えるのが心配です。

周囲の人のためにも、最低限「マスクをつける」など、感染を広めない対策を徹底的に行ってほしいです。そして、周りの人を不快にさせないように行動してほしいなとも思いました。