高校生は、今通う学校をどのような理由で志望校に選んだのでしょうか? 今回はスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に国から指定された学校に通う高校生記者に教えてもらいました。

理科が好きでSSHを選んだ

私が中学生のときに、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されていることが高校選びの基準でした。

SSHとは、文部科学省に指定された先進的な理系教育を受けられる学校です。私は元々理科が好きだったので、こだわりました。

SPring-8。SSH行事で訪れた

理科に関する授業・施設・行事が充実

入学してみて、理科に関する設備や授業、行事が充実していると感じています。

設備面では、理科棟に4分野それぞれの実験室、講義室があります。また、プラネタリウムや天文ドームなど普通の学校には見られない設備もあります。授業では、自分たちで決めたテーマの課題研究を行ったり、高大連携授業として大学の先生から講義を受けたりすることもあります。

行事では、大学や企業の研究所、博物館訪問が何度もありました。普通の高校ではできないことを経験できるので、理科が好きな人にはぜひ注目してほしいです。

国立民俗学博物館

SSHの中でも、勉強だけでなく部活動や学校行事にも全力で取り組める学校を選びました。

私は中学生の頃、陸上競技部に所属しながら生徒会にも入っており、充実した学校生活を送っていました。高校でもそんな充実した生活を送りたいと思い、こだわりました。学校によっては、参加できる部活動に制限があったり、原則参加できなかったりするところもあるので、部活動に参加したい人は確認しておいた方がいいと思います。

事前に在校生に学校生活を聞いてみて

私が学校選びでこだわったポイントを紹介してきましたが、入ってからこうしておけばよかったと思ったことがあります。ズバリ、在校生に学校生活について詳しく聞くことです。

知り合いに聞くのもいいですが、部活動体験で聞くのが私的にオススメです。さまざまなタイプの生徒がいて、先生方の目から少し離れているので、飾らない学校の話が聞けると思います。高校で部活に入らない予定の人も、情報収集のために参加した方がいいと思います。これから志望校が絞る中学生は、ぜひ参考にしてみてください!(高校生記者・りんぐ=2年)