勉強が得意な高校生は、大学受験に向けてどんな工夫をしているのでしょうか。偏差値が80あるという高校生記者のささみさんに、授業や予習復習で実践する数学の勉強方法を教えてもらいました。
授業中にノートは使わない
今回は私の数学の授業の受け方を紹介します。中3で編み出して以来、ずっと使ってきた方法です。皆さんの参考になればうれしいです!
数学の授業では、ノートを取らないようにしています。理由は2つ。「理解に集中するため」と「万能参考書を作り上げるため」です。
ひたすら授業内容の理解に集中
先生の板書が速すぎて写すのに精一杯…。心当たりはありませんか。中3のときの数学の先生は、とにかく早口でした。手をがむしゃらに動かし続けているうちに、気が付いたら授業が終わります。
ところが、家に帰って演習問題を解こうとすると、まるで解法が思い浮かばないのです。「書く」作業に追われ、全く内容を「理解」できていなかったからでした。
そんなある日、板書の内容の半分は、教科書の内容の丸写しであることに気が付きました。教科書に沿って理論を説明し、教科書に載っている例題を扱うのですから、まあ当然です。
それ以来、授業中にノートは取らなくなりました。板書の内容のうち、教科書に載っていない部分と、先生が口頭で説明されたポイントのみ、教科書に書き込んでいます。「書く」時間が減った分、「理解」に集中できるようになりました。
メモした教科書は「万能参考書」
板書の内容が加わりパワーアップした教科書は、「最強のミカタ」です。公式を確認するのはもちろん、理論を理解したり、解法パターンを参照したり…これさえあればどんな問題にも太刀打ちできる、そんな万能参考書の完成です!
予習は軽く教科書を読む、復習は演習問題を解く
予習は、教科書に軽く目を通すのみ。復習として、書き込みを加えた教科書を参照しながら演習問題を解いています。問題の解き方についてはこちらから。
結局のところ、数学は「理論を応用する」教科。理論をしっかり理解することを、一番大切にしています!(高校生記者・ささみ=2年)