有名進学校に通う高校生記者ささみさんは、全国模試で偏差値80を維持しているそうです。問題集を解くときに工夫していることについて教えてもらいました。

解いた問題に全て印をつける

問題集を解いていて間違えた問題があったら、小さく印をつけて後で解き直せるようにする…おそらく多くの皆さんがやっているのではないでしょうか。私は、この「印のつけ方」について一つ工夫している点があります。

実際に使用している数学の問題集。問題番号の横に印をつける

それは、「解いた問題全てに印をつける」ことです。

正解した問題には○、間違えた問題には×、正解したが解き直したい問題とケアレスミスで間違えてしまったが解き直したい問題には△を、問題番号の横に小さく書くようにしているのです。

状況に応じた復習が効率よくできる

例えば、普段は×がついた問題だけを解き直す。△は解法をイメージしたのち、解答を読んで確認する。「テスト前日で時間がないけれどとりあえず復習はしないとやばい…!」なんてときには、×がついた問題だけをざっと見直す。問題集を完璧にマスターしたいときには、×も△もきっちり解き直す。1度目は先生から指定された問題だけを解いたけれど、他の問題もマスターしておきたいときには、印の全くない問題を解く……など、その時の状況によって印を見ながら使い方を変えます。

このように、その問題についての自分の状況がパッと見ただけでわかることで、圧倒的に効率の良い復習が可能になるのです。

間違えた問題を重点的にチェック

さらに、同じ問題を2度目、3度目に解いたときにも、同様に印をつけます。自分の過去を記録できるためモチベーションにもなるし、何度も間違えている問題などを重点的にチェックしやすくなったりもします。

私自身、塾の先生に教わって初めて「印のつけ方」を工夫するようになりました。特に数学などの問題演習が中心の教科で効果を実感しています。何度も解き直した問題が定期テストで出題されたときには、思わずガッツポーズをしたくなってしまいました(笑)

今までは間違えた問題に印をつけるだけだった人には、ぜひ試してほしい勉強法です!(高校生記者・ささみ=2年)