勉強をしなくちゃいけないことはわかってる。でもなかなか机に向かえない、やる気がおきなくてつらい、モチベーションが保てない……。そんな悩みを解決できる勉強法を、高校生記者の華子さんに教えてもらいました。

やるべきことは5秒以内に行動に移す

勉強全般のやる気スイッチの押し方について、自分の行っている方法を紹介します。

勉強のモチベーションを保つためには、「勉強をし始めるきっかけ」と「勉強のやる気を継続させる力」の2つの要素が必要だと思います。

「日付、目標、To Doリスト、振り返り」をTo Doノートに記入する

私は、勉強をし始めるきっかけとなるよう、「5秒の法則」を基にしたTo Doノートを活用しています。

皆さんは、アメリカのテレビ司会者、メル・ロビンスが提唱する「5秒の法則」というものをご存知でしょうか。それは、やるべきことが頭に浮かんだら、5秒以内に行動に移すというモチベーションアップの方法です。

5秒経つと、人間の脳は言い訳、つまり慣れないことを危険なこととみなし、行動にブレーキをかける理由を探し出すことができるそうです。つまり、5秒以内に行動に移すことができれば、言い訳を見つける前に行動できるということなのです。

しかし、このことを知ってからも、私はなかなか行動できずにいました。次に行うことが明確ではなく、何から手をつけたらいいのかわからなかったからです。

ToDOリストでやることを管理

そこで私自身で編み出したのが、To Doノートの活用です。必要なものは、ノート1冊とパソコン、のりとペン。パソコンで「今日の日付、目標、To Doリスト、振り返り」という必要最低限の要素を含んだ用紙を作り、ノートに貼って、毎日その項目をこなしていくだけ。

おかげで、私は毎日の勉強の習慣がつきました。その日やることが明確になっていて、「5秒の法則」のきっかけが容易に探せるようになったからです。

ぬり絵で勉強時間を可視化する

勉強のやる気を継続させるには「ぬり絵勉強法」がおすすめです。必要なものは、方眼紙と、教科ごとの色を用意した蛍光ペンです。

勉強し終わったら蛍光ペンで塗りつぶしていく「ぬり絵勉強法」

これは、勉強法などの書籍を出している新城藍里さんが京都大学に合格した方法です。勉強嫌いだったそうですが、この方法で1年間で3000時間勉強したといいます。

方眼紙とペンを用意し、1マス30分と設定して、勉強し終わったら蛍光ペンで塗りつぶしていきます。自分の努力が可視化されて、勉強を楽しむことができるようになり、継続につながるんです。

私はこの紙をTo Doノートの表紙の裏側に貼っています。1冊のノートで自分の勉強を管理することができるんです。

その結果、授業内で行われる小テストなどで100点を取り続けることができました。

5秒の法則を基にしたTo Doノートとぬり絵勉強法の2つを組み合わせて、勉強のきっかけをつかみ、勉強に対する意欲を継続させるための参考にしてもらえたらうれしいです。(高校生記者・華子=3年)