部活での先輩・後輩関係。いろいろと問題が起こることがありますよね。今回は放送部の部長を務めているゆんさんに起こった、後輩とのトラブルを紹介します。
全国レベルの放送部、アットホームな雰囲気だけど
私は放送部の部長を務めています。毎年数人がコンクールで全国大会まで勝ち進むほどの高いレベルを持ちながら、先輩は後輩を信頼し、後輩は先輩を尊敬することをモットーに活動する、アットホームな部活です。実力がありながら温かさもあるこの部活は、私の憧れであり、誇りでもありました。
今年は部長として、私が後輩たちを引っ張って行くのだ、と意気込みながら部活を引き継いで間もない頃、ある出来事が起きました。
愛想の良い後輩だったのに…先輩全員のLINEをブロックしていた
新入生歓迎会のため、新しい放送劇の練習に取りかかろうと、私と同学年の脚本係Aさんが劇の出演者をLINEのトークルームに招待しました。しかし、私のスマホの画面に表示されたメンバーには、出演者である後輩のBちゃんがいません。ただの間違いだと思ってAさんに確認を取ると、忘れずに招待していたのです。
原因はすぐに分かりました。BちゃんがAさんのことをブロックしていたのです。気になって確認してみると、最高学年である私たち全員がブロックされていました。Bちゃんは出席率こそ高くはないものの、アドバイスにも笑顔で返事をしてくれる愛想の良い子です。信じられませんでした。
先輩は後輩にどこまで干渉してよいか
驚いたというより怖かったです。単純に連絡が取れないことにも困りました。結局、Bちゃんとは話せていないまま。これまでも部活の連絡でLINEのやり取りをしていたのに、なぜ先輩をブロックしたのか、真相は謎のままです。
この一件は、先輩がどこまで後輩に干渉して良いのかを考えるきっかけとなりました。
(高校生記者・ゆん=2年)