3月23日から埼玉県さいたま市で開催される予定だった「第9回科学の甲子園全国大会」が中止されることになった。主催する科学技術振興機構(JST)が2月28日、発表した。

大会は、高校生が学校ごとに6~8人のチームを組んで、科学の競技で競う。全国の696校(8999人)がエントリーし、都道府県ごとに代表選考が行われ、47代表校が出場するはずだった。

チームで相談したり協力したりする競技の特性や、学校をこえた交流行事が予定されており、「濃厚接触のリスクが高い」(JST)と判断したという。難度の高い問題に長時間集中することから、生徒の体力の消耗が激しいことも考慮したという。

JSTは「大会を楽しみにされていた皆様には大変ご迷惑をおかけします」などとするコメントを発表した。

次回は第10回大会として2021年3月に茨城県つくば市で開かれる。