学校の先生とのかかわりは、高校生活にとってとても大きな問題です。高校生に、先生への要望や改善してほしいことを聞きました。高校生から挙げられたエピソードを紹介します。
体調不良の欠席はさぼり?休むのが怖くなった
――みなさんは、先生に対しての要望や、改善してほしいことはありますか?
A(2年女子) 熱が出て数日学校を休んでしまい、授業についていけなくなって、分かりませんと先生に言ったことがあります。
そうしたら、「休むのが悪い」と言われてしまいました。それから学校を休むのが少し怖くなりました……。
B(2年女子) 私も同じような経験をしました!
C(2年男子) 私も、実習の授業を休んだときに同じような経験をしました。私の場合、放課後に1人でやりました!
B 休んだ授業で取り扱った部分が分からなくて質問をしに行ったら、「お前が休むからこうなるんだ」と言われて、あまり詳しくは説明をしてくれませんでした。
体調が悪い=さぼっているという認識をされてしまっているような気がします。
――休んでしまった分のフォローアップは、どのようにしてほしいと思いますか?
A 休み時間や放課後などに聞きに行ったら、大切なポイントや基礎知識だけでも優しく教えてもらえると嬉しいです。
B 休んだ日の内容を自分で学習をする分、理解しづらいことがたくさんあるので、丁寧に質問に答えて欲しいと思います。
また、少し生意気かもしれませんが、授業内容を反映した簡単な問題です。プリントなども渡してもらいたいなと思います。
一方的な授業はやめて興味を持てる授業にして
――授業の内容について、何か意見はありますか?
A やっぱり、眠くならない授業がいいです。先生が一人で黒板に向かって喋るだけの1時間は、どうしても話が頭に入ってこないです……。
もちろん自分にも原因はあるけれど、もっと興味を持てる、意欲的に参加したくなる授業にしてほしいと思います。
B 先生が一方的に言葉で教えるのではないものがいいです。視覚的に、画像や映像を使いながらわかりやすく教えてくれて、生徒の発言を尊重してくれるような授業がいいなと思います。
C 大きな声で話して欲しいです。小声だと何言っているのか分からないので……。
――声が小さくて聞こえないのは困ってしまいますね……。
B 生徒の多くが寝ているような授業をする先生よりも、生徒が授業中に生き生きとしている先生の方が人気がありますし、理解しやすいです。
眠くなるような授業をする先生は、ほとんどが理不尽なようにも思います。
A 分かります! そういう先生ほど、寝ている生徒に対してきつく当たる気がします。
B そうですよね! 「先生がそんな授業をしているから悪いんです!」と言いたくなります……。