小さい…けど 守りはスゲーぜ!

刑部元久監督(33)は「毎年(身長は)ちっちゃいチームでした。だから厳しいディフェンスで相手のミスを誘い、素早くオフェンスへ切り替えるスタイルを貫いてきた」という。今春、大阪で初の8強入り。近畿大会出場を決める順位決定リーグで6位となり、念願の出場権を獲得した。「キャプテンでガードの野口介をはじめ3年生が、チームをよく引っ張ってくれた」と刑部監督は労をねぎらう。

ウインターカップ予選を兼ねた9月の大阪高校総体ではベスト16。この大会を最後に3年生は引退したが、チーム初の大阪ベスト8はインパクトがあった。新チームの麻田雄哉主将(2年)=大阪・取石中出身=は「3年生に近畿大会へ連れて行ってもらった。恩返しのためにも、自分たちはベスト8が最低ライン、さらにベスト4で3年生を超えたい」と、新チームのメンバーで誓ったことを明かした。

刑部監督は「新チームは先発メンバーに186㌢と182㌢の選手がいて、少し大きくなった」と期待する。ただ、戦うスタイルはこれまでを踏襲する。182㌢の迫田優馬副主将(2年)=同・貝塚二中出身=も「私学と比べたら、大きさでは勝てない。きっちりとしたディフェンスなど、自分たちを磨きます」と意欲を見せた。

TEAM DATA
信太は2011年からスポーツ科学専門コースができた。2年生からのコースで、男子バスケットボール部員2年生15人のうち11人が同コース。1年生9人全員がこのコースを希望しているという。