インターハイ陸上男子円盤投げで優勝した三井康平

全国高校総体(インターハイ)陸上の男子円盤投げ決勝が2019年8月8日に沖縄県沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで行われ、前回5位の三井康平(三重・稲生3年)が1回目に50メートル23をマーク。最終6回目に同じ三重の鴨澤青海(宇治山田商3年)に並ばれたものの、セカンドベスト(50メートル14)で上回り、うれしい初優勝を飾った。

県大会は2年連続2位。今季は東海大会も2位で、「いつも悔しい立場だった」と言うように、三井の上には常に鴨澤がいた。今回こそという強い意気込みは、「スムーズに入れて、うまくセカンド(2回転目)につながった」と、さっそく好記録に結びついた。

鴨澤の最終投てき直後、記録が出るまでは「僕は勝ったことがないので、負けたかなと思った」という。それが同記録だったことについて、「僕たちは中学の頃から仲が良いので、記録も似ているのかな」と笑い飛ばした。

三井康平の話「目標はインターハイ優勝だったので、今は満足しています。でも、(他の入賞者など)僕に勝たせてくれた人もいますし、そういう人たちに『なんや、こいつは』と思われないように、また一から練習を積んで、常に結果を残せるようにしていきたいです」

(文・小野哲史、写真・幡原裕治)