インターハイ陸上女子100m障害で優勝した島野真生

全国高校総体(インターハイ)陸上の女子100メートル障害決勝が2019年8月8日に沖縄県沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで行われ、島野真生(東京・東京高3年)が13秒97(向かい風4.1メートル)で初優勝。昨年のU18日本選手権に続く全国タイトルを手にした。

前回のインターハイは準決勝で敗退。課題のスプリントを磨くために、冬季から短距離の選手たちと一緒に練習してきた。それにより「それまで力いっぱい走らないとついていけないレースが多かったのですが、リラックスして走ってもタイムが出るようになりました」

インターハイ陸上女子100m障害で優勝した島野真生

「(この日、午前の)予選ではあまりできなかった」という力強い走りを、「いろいろな人に声をかけてもらって」準決勝で取り戻した。決勝は「一番最初に出られたらもう大丈夫と思った」と振り返るように、リアクションタイムは決勝8人の中で最速をマーク。7台目あたりで混戦から抜け出し、まさに「力強く」ゴールを駆け抜けた。

島野真生の話「風が強かったので、技術どうこうよりも『前に前に』という意識で走りました。(優勝してゴール付近で)早く部旗を背負いたいと思っていたので必死でした。優勝できてうれしかったです」

(文・小野哲史、写真・幡原裕治)