世界の高校生が生物学の理論問題や実験問題の難問を解いて競う第30回国際生物学オリンピック(IBO)が7月14日から20日までハンガリーで開催され、日本代表として高校生4人が参加。銀メダル2個、銅メダル2個を獲得した。文部科学省と国際生物学オリンピック日本委員会(JBO)が7月21日、発表した。

日本代表の4人(国際生物学オリンピック日本委員会提供)

国際生物学オリンピックは、世界各地から生物学の才能のある若者を集め、将来の科学者を育てるのが狙い。20歳未満で大学教育を受けていないことが参加要件だ。今大会には、72カ国・地域から285人が参加した。日本代表は、国内大会である日本生物学オリンピックの優秀者から選抜された。

発表によると、代表4人の成績は次の通り。

小野俊祐君(鳥取県立鳥取西高校3年) 銀メダル

椋木優斗君(兵庫・灘高校3年) 銀メダル

長谷川修造君(兵庫・灘高校2年) 銅メダル

星野敬太君(神奈川・栄光学園高校2年) 銅メダル

例年、金メダルは参加者の上位約1割に、銀メダルが続く約2割に、銅メダルが続く約3割に贈られる。

2020年の国際生物学オリンピックは7月に長崎県で開かれる予定。日本での開催は、09年の筑波大会に続き2度目となる。