「なんだか甘いものが食べたい…」。おやつの時間はいつにするのが健康に良いのだろう。を肥満外来の専門医・左藤桂子先生に聞いた。(野口涼)
Q. 間食はいつ食べるとよい?
A. 運動する前に食べるのがおすすめ。
間食で甘いものを食べるなら、運動前にしましょう。摂取した糖質は、運動するためのエネルギーとして使われ、脂肪となって体に蓄積することがありません。反対に、おなかがすいているときに甘いものを食べるのはNG。血糖値が急激に上がり、糖分が脂肪として蓄積されやすくなります。特にジュースなどの甘い飲み物は避けたほうがよいでしょう。
運動後に補給するなら、運動によって壊れた筋肉を再生するタンパク質。ゆで卵なら小腹がすいたときにもおすすめです。
甘いものを食べるなら、食物繊維を摂取してから
甘いものは、食事の後にデザートとして食べてもいいでしょう。野菜などに含まれる食物繊維には、糖質の吸収をおだやかにする働きがあるためです。
運動することが難しく、食事の時間もまだというとき、どうしても甘いものが食べたければ、ファイバーやビフィズスなどのサプリメントを採り、血糖値を上げにくくしてから食べる方法もあります。
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左藤桂子先生
(佐藤桂子ヘルスプロモーション研究所)さとう・けいこ 30年で3万人の肥満治療をした肥満外来専門医。著書に『ダイエット専門医の一生太らない食べ方』『痩せるための睡眠と食事 25の秘訣』など。