蔵座晴香さん(熊本・済々黌高校3年)は、災害時に役立つSNSの使い方を研究している。
被災した経験がきっかけ
きっかけは、熊本地震で被災したことだ。「避難所でスマホを開き、LINEのタイムラインで『もう1回地震が来る』という情報を見ました。デマだったのですが『どうしよう、怖い』と思ってしまいました」
SNSは、情報を素早く得られるが、情報量が多くどれが自分に役立つのかがわからない。デマが混ざっているなどデメリットもある。そこで、「災害用のSNS」を提案した。
利用者はカードに氏名や日時、「食料、避難所、危険箇所」などの情報の種類、内容を明記して投稿する。閲覧者は、見た情報が古いと知っていれば「oldボタン」を押す。押された数が多ければ多いほど情報が古い可能性が高いと判断できる仕組みだ。
「こうしたSNSやマスメディアなど、状況に応じて使い分けるのが大切だと思います」