北海道で震度7の地震 44人が死亡

9月6日午前3時8分ごろに北海道胆振(いぶり)地方を震源とする最大震度7の地震が発生した。政府の発表によると、10日までに44人の死亡が確認された。このうち大規模な土砂崩れに襲われた厚真(あつま)町(写真)での犠牲者が36人に達した。

震源に近い北海道電力(北電)最大の発電所、苫東厚真(とまとうあつま)発電所の発電機3基が損傷し、その影響で北海道のほかの発電所も停止、道内のほぼ全域が停電した。8日夜までに道内の大半の地域で停電がが解消されたものの、苫東厚真発電所は再稼働できていない。北電は東京電力や東北電力からの融通を受けるが、それでも需給がひっ迫する恐れがあり、政府は道内の企業や住民に節電を呼びかけている。

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大学生の採用活動ルール、企業側が廃止の意向

日本経済団体連合会(経団連)の中西宏明会長は、2021年春以降に入社する大学生の採用活動について、会員企業を対象に面接の開始時期などを定めているルールを廃止する意向を明らかにした。経団連は日本の東証一部上場企業を中心に構成される。現在のルールは、就職前年の3月に会社説明会を、6月に面接を「解禁」する日程を定めている。大学側は、採用活動の早期化によって大学生の学業に影響が出ることを懸念している。(9月3日)

自民党総裁選がスタート

自民党総裁選が告示され、安倍晋三総裁(首相)と石破茂元幹事長が立候補を届け出た。自民党は衆参両院で多数を占めており、総裁になることが首相に直結するため、政党の党首選挙の中でもひときわ注目されている。選挙戦になるのは安倍氏が総裁に返り咲いた2012年以来6年ぶり。9月20日に投開票される。任期は3年間。(9月7日)