インターハイ陸上女子5000メートル競歩で優勝した村上藍

全国高校総体(インターハイ)陸上の女子5000メートル競歩決勝が8月4日に三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場で行われ、前回7位入賞の村上藍(熊本・尚絅3年)が23分24秒86で優勝した。

熊本県大会で今季高校最高となる22分59秒00をマーク。出場全選手中、ただ一人、22分台の自己記録を持って大会に挑んだ。だが、村上が何より欲しかったのは、タイムではなく勝利。終盤まで集団の中ほどでレースを進める現実策をとり、ラスト1周で落合早峰(長野・東海大諏訪3年)ら、ライバルを1人ずつ振るい落としていった。高々と人差し指を突き上げてゴールした瞬間、とびきりの笑顔が弾けた。(文・小野哲史、写真・幡原裕治)

インターハイ陸上女子5000メートル競歩で優勝した村上藍