プロのインタビュアーとして活躍する佐藤智子さんに、高校生が抱きがちなコミュニケーションの悩みについてアドバイスしてもらった。(安永美穂)

Q.一対一なら話せるのに、3人以上のグループになるとうまく話せません…。

 

A.同調したり、話題を投げかけたりしてみよう。

基本的には、グループの話題を仕切る人のリードに任せ、「そうだよね」「わかる、わかる」と同調していれば問題ありません。意見を言う代わりに、「これってどう思う?」と質問を投げかけてみたり、「話題のスイーツと言えば、あのお店の〇〇もおいしかったよ」と情報を提供したりするのもいいですね。

また、「クラス」「部活」「塾や習い事」というように、バックグラウンドの異なる友達を持っておくと、1つのグループの人間関係が気まずくなっても、他の友達に支えてもらうことができます。「勉強のことはあの人」「ファッションのことはあの人」というように、テーマごとに相談相手を見つけておくのも1つのグループだけに縛られずに友達関係を広げる方法としてお勧めです。

 
佐藤智子さん
さとう・ともこ  プロインタビュアー、編集者、インタビューコーチ。女性誌の編集部に在籍していた頃から20年以上にわたり、1万人を超す著名人へのインタビュー実績をほこる。