文部科学省は、国公立168大学の2018年度入試の学部別の確定志願状況をまとめた。
前年度より志願者が増えたのは、人文・社会、理工、薬・看護の3分野。減らしたのは、農・水産、医・歯、教員養成の3分野だった。志願者を増やしている分野は、公立大を中心に募集人数を増やしているケースもあり、倍率が前年度より上がった分野はない。国立大だけに限ると、6分野とも志願者を減らしている。
各分野の募集人数、志願者数、志願倍率(いずれも国公立合計)は次の通り。募集人数、志願者数の後のカッコ内は前年からの増減。倍率の後のカッコ内は前年の倍率。
人文・社会 27,366人募集(517人増) 134,535人志願(1033人増) 4.9倍(5.0倍)
理工 35,933人募集(129人増) 157,550人志願(569人増) 4.4倍(4.4倍)
農・水産 6,443人募集(16人減) 26,470人志願(949人減) 4.1倍(4.2倍)
医・歯 8,271人募集(50人減) 41,684人志願(1963人減) 5.0倍(5.2倍)
薬・看護 4,680人募集(68人増) 25,736人志願(173人増) 5.5倍(5.5倍)
教員養成 9,905人募集(196人減) 38,324人志願(1680人減) 3.9倍(4.0倍)
その他 7,949人募集(277人減) 41,409人志願(2261人減) 5.2倍(5.3倍)
合計 100,547人募集(175人増) 465,708人志願(5078人減) 4.6倍(4.7倍)