高校生向けの手帳を開発しているNOLTYプランナーズの田中健介さん(写真右)と小竹森直子さんに、時間の有効活用法を聞いた。
時間を「見える化」しよう
目に見えない時間は意外と意識しづらい。まずは自分の活動を「見える化」しよう。起床から就寝まで、いつ、どこで、何をやっていたか、手帳に記録する。
1週間を振り返ろう
1週間の自分の生活を振り返ろう。反省文になりがちだが、うまくいったことも書き出す。重要なのは、次に向けて行動でも、心の持ちようでも、何を変えていくか考えること。
目標を数値にする
目標は数値にすると良い。「毎日単語を10個覚える」と目標を立て、「少なかった。次は20個に」「多かったので5個にして、できるようになったら7個」といったように1週間を振り返る。自分の成長を実感がしやすい。
起床、勉強開始、就寝の時間を固定
起床、勉強開始、就寝の時間を固定すると生活のリズムが整う。毎日バラバラだと、勉強時間なのに途中でいきなり眠気が来ることも。
時間を記録する
例えば「1週間で1440分勉強する」と目標を立て、毎日教科ごとの勉強時間を書いていく。1週間の達成具合を見ると、得意教科ばかりやってしまうなど、偏りに気づける。また、ついスマホをいじってしまう人はスマホの使用時間も記録すると、使いすぎに気づける。
「ご褒美タイム」を設けよう
集中力が続かなくて眠い時は、時間を細かく設定する。勉強20分を3回、間に休憩を入れるなど工夫する。「30分勉強したら10分スマホを見てよい」など、ご褒美の時間を設けることで、やらなければならないこととやりたいことを両方でき、充実感も得られる。