友達と遊ぶ予定がびっしりのあなたにも、成績を上げたいあなたにも、必要なのは「予定管理ツール」。手帳派、アプリ派、手帳・アプリ併用派の高校生7人に、どのようにスケジュール管理をしているか聞きました。(高校生記者・ぷりん=2年)

【手帳派】タスク整理をアレンジしやすい

デジタルネイティブ世代の高校生でも、紙の手帳を愛用している人はたくさんいます。

予定が整理しやすい

1日の過ごし方から1カ月間の予定まで管理できる手帳を使っています。使い始めたのは高校1年生で、学校から入学時に配布されました。

カラフルで気分が上がりそう

最近では、友人にもらったシールやデコレーションテープで、1カ月の予定表作りを楽しんでいます。頭で予定を整理したり覚えたりするのが苦手な人におすすめ。(ミーナ=2年女子)

振り返りまでできちゃう

手帳に1日、1週間ごとに気づきや感想を書く欄があるため、反省点を次に生かしたり、過去の出来事や思い出を振り返ったりできます。高校に入学したタイミングで学校で配布されました。

書き込みはシンプルだけど、充実した生活

予定はなるべく具体的に書くことを心がけているので、管理がうまいと言われます。日々の記録を、手元にしっかりと紙で残したい人におすすめです。(しゅうちゃん=2年男子)

愛着がわく

使ってる手帳は、小さめで持ち運びやすく、日、週、月、年間の勉強時間が記録できます。1ページ目には年間目標が書けるので、学習ルーティーンを決めました。細かく計画を立てるのが好きな人、目標やタスクが多い人におすすめです。

ルーティーンの確立が目標

使い慣れてくると愛着が湧いてきて、手放したくなくなります。予定管理が苦手なので、重宝しています。(ぷりん=2年女子)

【アプリ派】共有のしやすさがメリット

アプリのみで予定管理をしている人もいました。通知機能などアプリならではの良さを教えてくれました。

予定管理が苦手でも続けやすい

「TimeTree」というアプリで予定を管理しています。家族や友達と予定を共有できるアプリで、スマホデビューと同時に使い始めました。

家族の予定が一目でわかる

紙に文字を書かなくてもよいため効率が良く、手帳を持ち運ぶ必要がないので便利です。予定管理が得意でない人も手軽に続けられます。予定をすぐにメモしたい人、周りの人と予定を共有したい人におすすめのアプリです。(つき=2年女子)

家族と共有もしやすい

「Googleカレンダー」を使っています。いつでもどこでも予定の追加や確認ができます。通知機能が備わっているため、遅刻の心配がありません。

時間まで表示されて便利

「ファミリーモードの設定」という一手間で、家族間での予定の共有も可能です。よくスマホを使う作業をする人、面倒くさがりの人におすすめします。(あっきぃ=2年女子)

【併用派】どっちの良さも生かす

アプリと手帳を両方使っている人も。それぞれの良さを生かした予定管理ができます。

用途で賢く使い分け

スマホでは、すべての予定を2人の親しい友人と共有しています。お互いの部活や委員会の有無を把握できるので、忙しくて口頭で一緒に下校できない旨を伝えられなかったときも気を使う必要がなく便利です。休日に遊ぶ予定を立てる時にも役立ちます。

無印良品の、自分で月日を記入できる手帳を使っています

手帳では、勉強やその他タスクを管理しています。週の初めに、スマホでまとめた予定を見ながら1日ごとにどのくらい勉強時間が取れそうか考え、やることを1週間分まとめて記入します。小さいシールを1日の終わりに貼るのをささやかな楽しみにしています。(木名瀬=3年)

共有する・しないで分ける

スマホでは「TimeTree」というアプリを使って、家族とスケジュールを共有しています。私は主に、学校行事や土曜講習・模試、バイトの予定を入れています。家族の予定が確認できるので、「今日は早めにお風呂に入ろう」など家族を意識した行動ができ、物事が円滑に進むのがメリットです。

学校配布の手帳

対して手帳は、新学年に学校から配られるものを使っています。小テストの日程や友人の誕生日、勉強記録、日記を書いています。1日の計画を書く部分があるのですが、細かく書くのが苦手で、寝る前にまとめて日記を書いています。(怜生=2年)

【取材後記】それぞれの性格が表れた

予定管理術には、その人の価値観や性格が表れていると思います。アプリと答えた友人は、しっかり者で効率を重視する印象ですが、手帳と答えた友人は、マイペースで、丁寧な暮らしを好む雰囲気があります。とても興味深い取材でした。