やるべきことやテストの予定を覚えきれず、忘れっぽくて困っている人はいませんか? 自他共に認める「ポンコツ脳」で困っている私は、11歳から手帳で予定管理を始めて7年目。忘れ物を減らすことに成功しました。実践している手帳術を伝えます。(高校生記者・しまりす=1年)

小学生から手帳を活用

私は小学生の頃から忘れっぽく、課題をやってもランドセルに入れ忘れ、物を失くすことが多くありました。ペンで手の甲にメモし続けていましたが、小学校高学年になり、メモで埋まった真っ黒な手に危機感を持ち始めました……。

頭の整理を助けてくれたのが「手帳」です。私は手帳を上手に活用するコツを3つ編み出しました。

歴代の手帳たち。一生の宝

【1】自分に合った手帳を見つける

まずは自分に合った手帳を見つけましょう。さまざまな種類・絵柄の手帳があるので、好きなものを探すのも楽しみの一つです。私のおすすめは、NOLTYプランナーズの手帳「NOLTYスコラ ライト」です。中高生用に作られているので便利です。

【2】ささいなことでも記録する

次に、慣れないうちは手帳にささいなことでも書き留めます。まずは全ての授業に手帳を持参することから始めましょう。

手帳への書き込み

例えば、先生が授業の最後に、口頭で課題や小テストの日程を伝えることがありますよね。つい聞き流してしまいがちですが、メモすると手帳を活用する習慣がついてきます。表紙裏に要らない紙をはさんでおくと、サッとメモしてすぐ読み返せるので、記録のハードルが下がりおすすめです。手帳自体にメモをしすぎると大切な情報が埋もれてしまうことがあるので、重要度がすぐに判断できないものや、急に思い出したことを記録する紙を用意しておくとよいです。

【3】重要な事に絞って書く

手帳に書き留める習慣がつくと、ついついたくさん書きたくなります。私も、ページ内に日記ややることリストを全てまとめていた時期がありました。その結果、手帳がぐちゃぐちゃになり、重要な情報が埋もれてしまって本末転倒に……。

やることリストに使うメモ

注意力が散漫になりがちな人は、手帳に慣れてきたらあえて書き留める内容を「予定」と「課題」だけに絞るのをおすすめします。私はやることリストを別で作って、手帳に挟む形式に落ち着きました。

いきなり手帳を使いこなすのは難しいですよね。私も、使い始めて3年目までは真っ白なページが多くありました。まずは手帳を持ち歩き、課題など最低限のことをメモするところから始めてみてはいかがでしょうか。「TimeTree」などのオンラインツールもあります。自分に合う方法で頭の中を整理してみてください。