高校生記者のLuaさん(2年)は、予定管理に手帳を使っている。昔は書き込むのが面倒で「ただ持っているだけ」だったが、シール集めにハマったことで一転。手帳をデコレーションする楽しさを知ったという。「予定管理だけでなく、モチベアップにもつながる」というLuaさんに、使い方を聞いた。

手帳を開くことが面倒に…

小学1年生の頃から手帳を使って予定を管理していた。当時は母が書き込んだ予定を確認するだけだったが、だんだんと自分で書き込んで管理するようになった。しかし、年齢が上がるにつれてやることが増え、次第に書き込むのが負担に。高学年になると宿題や友達との約束などで忙しくなると手帳を開くこと自体が面倒になり、何も書き込まず、「ただ持っているだけ」の状態になった。

小学2年生のときに使っていた手帳。母親が書き込んだ予定を確認していた

シール集めから手帳デコにハマる

しかし、中学3年になると再び「手帳を使いたい」と思い始めた。シールやマスキングテープを集めるのが趣味になり、手帳にデコレーションするのが楽しくなったのだ。

「それまでかわいらしいものに興味がなかったのですが、中学生になって、同級生の女の子の多くがおしゃれをし始めたんです。周りの子に教えてもらいながら『かわいいもの』を集めだしたとき、100均にかわいいシールが売っていたのを見かけ、集め始めました」

デコレーションに使うステッカーやマスキングテープ

週1で100均に通いシールをゲット

現在、集めているのはマスキングテープやフレークシール。週に1回は100均ショップに行き、数あるシールから厳選して買う。今は月に1000円程度だが、ピーク時は月に5000円程度買っていた。

シールはポーチにいれてまとめている

「憧れる世界観」を表現

シールを使って、手帳にシールやテープを使って「コラージュ風」にデコレーションする。「どんな雰囲気にしたいか」を考えて、それに合う色や素材のシールを組み合わせ、統一感を出している。例えば「レトロな雰囲気にしたい」ならベージュで統一し、カフェをモチーフにしたシールや英字新聞をモチーフにしたシールを使うのだ。

最初のページにはその年の干支のシールを貼っている

「最初はただかわいく飾りたいという気持ちから始めたのですが、次第にシールの色や形で自分の憧れる世界観を表現するようになりました。手帳がただの予定帳ではなく、私だけのモチベーションアップツールへと変わっていったんです」

手帳を見るたびに自然と気分が上がり、やる気がなくても「頑張ろう!」という気持ちが湧いてくるという。

「ウィッシュリスト」でモチベアップ

2024年の手帳に書いた「ウィッシュリスト」

2024年は、予定管理以外にもその年にやりたいことをまとめた「ウィッシュリスト」を作った。「目標設定をすることで、予定管理もスムーズに。勉強のやる気が出ないときでも、『私はこんなにやりたいことがあるんだ!』と思うと頑張れます」

マンスリーページもシールでデコ

今年の手帳のマンスリーページは、すでにいろいろなシールでかわいく飾られている。Luaさんにとって手帳はただの予定管理の道具ではなく、モチベーションアップにつながるすてきなツールだ。「手帳をデコレーションする楽しさを通じて、毎日がより充実したものに感じられるようになりました」