埼玉・浦和西高校 西高祭
装飾小委員会チーフ 早野桃花さん(2年)
6月後半に設計を始め、夏休みいっぱいをかけて、10人ほどでおとぎ話をテーマに立体的な門を作りました。光ったり、動きをつけたりするなど工夫しました。
設計図作成は難しく、特に上部に天井画や三角屋根、カマボコ屋根があり、時間がかかりました。
三角屋根の柱の内部は空洞になっており、左右各200個のカラフルな風船をビニールテープでつるして動きをつけました。三角屋根を軽くするために薄いベニヤ板で作りましたが、頑丈にすることも必要で両立が大変でした。内部に5カ所、ライトを設置して、夕方、きれいに見えるように工夫しました。
門中央の屋根の下には、美術部の家永詩栄里さん(2年)が原画を担当した妖精や草花、動物たちをちりばめた天井画を描きました。天井画は半透明のプラスチック板に描いて光が通るようにし、ライトアップの時、天井画全体が映えるようにしました。下部のレンガ壁をリアルにするため、着色した発泡スチロールをレンガ型に切って、ベニヤ板に張り付けて立体感を出しました。
雨に悩まされながら奮闘
夏休み中、活動日に人が集まらず、作業の進まない時があって、少々イライラすることもありました。大雨の日、作成中の部品を外に保管しておいたため危うく水に浸りそうになり、慌てて運んでいたら転んでしまい捻挫したのも、今となっては良い思い出です。
天井画が完成した後、一部が剝がれてしまって描き直してもらったのに、完成後にも雨が降り天井画に水がたまり、はらはらしました。2日間の公開日の間に、風船がしぼんできてしまい、足りなくなって買い出しに走りました。……これら以外にも、事件や出来事がいろいろありましたが、何人もの先生方にお世話になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。