新サイト「探検! 京都大学」(http://www.kyoto-u.ac.jp/explore/)。吹き出しは、サイト内の各ページの紹介。(画像提供・京都大学)

京都大学が特設サイト「探検! 京都大学」を開設した。京都大を惑星に、閲覧者をフィールドワーカー(探検家)に見立てたつくり。大学の先生のユニークな研究内容に加えて、人柄、生活、学生時代などが分かる「京大先生図鑑」など、学問の世界の面白さが分かる内容だ。

 昨年、就任した山極壽一総長は「『おもろい』ことをどんどん仕掛ける大学へ」という方針を打ち出し、京都大は同大初という「ブランド戦略」に取り組んでいる。新サイトもその一つだ。サイトは、中高生を意識しているが入試情報は一切無し。「先生図鑑」のほか、ノーベル賞受賞者の紹介などを盛り込んだ。今後は、京大初の発明の紹介や、学生が登場する内容も計画しているという。

 広報担当者は「偏差値や知名度で大学を選ぶのではなく、『京都大学でやりたいこと』がある人に入学してほしい。(サイトが)『こんな研究をしたい』などと、興味をもつきっかけになれば」と話している。