東京工業大学は11月19日、2021年度入試(20年度に実施)の選抜方法を変更すると発表した。文部科学省が英語民間試験を入試に利用するシステムの導入を「延期」すると決めたことを受け、入試での利用を見送る。
具体的には、英語民間試験のいずれかで大学側が指定する成績以上をあげていることを出願資格としていたのをとりやめる。また、個別試験の英語の配点(150点)の内訳を大学が出題する筆記試験120点、民間試験30点としていたのを、筆記試験150点のみとして、民間試験を使わない。
もともと大半の国立大学が2021年度入試で英語民間試験を利用する方針だった。しかし、文科省の「延期」決定により、国立大学協会は11月29日までに各大学の21年度入試の方針を示すことを決めている。