私は中高6年間、塾や予備校に頼ることはありませんでした。合格できたポイントは、毎日の生活リズムを崩さないこと、分からないことはすぐ解決すること、そして無駄のない学習です。

放課後は学校の図書室、自習室、教室などを使って、完全下校の18時まで勉強しました。もともと体が丈夫ではなかったので、家では23時まで集中して勉強し、体調管理のために睡眠時間を十分に確保しました。テスト前や受験直前など関係なく、一定してこの生活を送りました。毎日の積み重ねが大切です。学校の教科書で十分 塾や予備校へ通わずに済んだのは、家族や友人はもちろんのこと、何より学校の先生からの丁寧な指導と協力があったからです。分からないところがあれば、すぐに職員室に出向き、質問をして解決するようにしていました。

実は、中学時代の成績は、お茶の水女子大学を志望するのもはばかられるものでした。しかし、こうした勉強法が成績の上昇につながり、高校1年の夏にはクラスの成績上位5位以内に入ることができ、その後も継続することで、成績をさらに伸ばすことができました。

参考書などはほとんど購入しませんでした。学校で配られた教科書や問題集をひたすら繰り返し解きました。あちこち手を出すのは時間の無駄。自分に合った1冊を見つけ、自分のものにすることが重要です。