札幌市南区の地下鉄「澄川駅」近くで街頭募金を行う札幌新陽高校の生徒たち

北海道の高校生も被災地支援に動いた。札幌新陽高校では、熊本地震発生直後の4月15日から校内募金を開始。その後、生徒会メンバーが街頭募金を検討し、23日、学校から近い地下鉄・澄川駅そばに4人が立って募金を呼び掛けた。

当日の気温は1桁、雨も降っていた。2日がかりで手作りした募金箱はぬれたが、桔梗日向君(2年)は「募金してくださる方がとても多くて、やりがいがあった」と、小学生からお年寄りまで、幅広い年代の協力に驚いた。宮越美雨さん(2年)は「『寒い中、お疲れさん』『頑張ってね』と言ってくださってうれしかった」と、市民の励ましに感激した。

被災地から距離があるが、「同じ日本だし、現地で頑張っている高校生には、すごく勇気付けられます。力になりたい」と、山崎萌(めぐみ)さん(2年)は話した。

(文・写真 岡崎敏)