5月に「上級救命講習」を受講しました。東京防災救急協会が主催する講習会で、心肺蘇生法やAEDの使い方など、応急手当について学べます。講習を通して学んだ内容や感じたことを紹介します。(高校生記者・からめる=3年)

「万が一の時」に備えたくて

私は、ボランティアで子どもの見守り活動に関わる機会が多くあります。屋外で体を動かす場面もあり、夏は熱中症などで応急手当が必要になる場面も考えられるのです。万が一のとき、子ども会のリーダーとして落ち着いて手当てができるようになりたいと考え、上級救命講習に参加ました。

上級救命講習の修了証

AEDの使い方など8時間学んだ

実際に講習用のAEDを起動し、操作方法を確認。心肺蘇生法は大人向けと小児向けに分かれ、人形を使って実践的に練習しました。けがの手当や搬送方法など、座学と実技を交互に取り入れた8時間の講習でした。

一人での参加が多かったです。みんな真剣に説明を聞き、ペアでの実技にも丁寧に取り組んでいました。

「命がつながれば何でもできる」

特に心に残っているのは、講師を務めた救命士の方の「命がつながれば何でもできます。まずは、その場に居合わせたみなさん一人一人が、応急手当をして命をつなぐことが大切です」という言葉です。応急手当はただの技術ではなく、命をつなぐ行動なのだと改めて実感しました。

恐怖よりも勇気を持って行動したい

人が倒れる場面に出くわしたら、応急手当を行うのは怖く感じるかもしれません。しかし、正しい知識と手順を知っていれば、恐怖は少し和らぎます。そして、自分にも人を助けられる可能性があると信じられます。講習を受けて、私は「勇気を出して行動できる人になりたい」と強く思いました。

からめる 東京都在住。カフェ巡り、キャンプ、ライブ、ギターなど趣味はたくさん。カフェでまったりするのが癒やしの時間。