國學院大學×文化放送×高校生新聞 コラボ企画!

レコメン!DJのりさんインタビュー

高校生に人気の高い文化放送の「レコメン!」でパーソナリティーを務める「DJのり」さん。國學院大學の学生3人がスタジオなどの放送現場を体験しながら、温かく兄貴的な存在ののりさんに話をうかがいました!

(木下)高校生からは番組にどんな相談が来ますか?
(のり)いろいろなことに悩んでいて、大人の世界と変わらないですね。なかでも一番苦手なのが恋愛相談。僕はフラれてきているからアドバイスができない。焦らずに、でも告白はしたほうがいいよとは言ってますが…。僕はいままで60人くらいにフラれたけど(笑)、1年経ったら笑い話になっちゃうから、告白しないで後悔するのなら言ってフラれたほうがいいと思います!

(黒田)どんな高校時代を過ごしましたか?
(のり)僕は柔道が強かったから推薦で高校に入学し、寮生活をしていました。柔道の練習はきついし、寮で先輩の世話をするのも大変でした。中学生の頃、お笑い芸人になりたいと思って友達とコントにも挑戦したけど、高校では柔道漬けでそんな余裕はなかった。あの頃の生活は二度とできないと思いますが、あの頃に比べたら、どんな仕事も余裕を持ってできる気がします。

(武南)そんな生活の中で楽しかったことは?
(のり)2、3 ヵ月に1日、柔道の練習が休みになることがあり、帰省して友達と話すのが楽しみでした。楽しさや幸せは、ある程度苦労しておかないとわからないのかなって思います。普段は寮生活だったし、いつも友達がそばにいて毎日が修学旅行という感覚が近かったのかも。柔道部の仲間は特別で、いまでも友情は変わらないですね。

(木下)つらかった時に支えになった言葉はありますか?
(のり)柔道の県大会で優勝したことで周りの期待が大きく感じられ、それがプレッシャーになっていたことがありました。ある時、「みんなの期待に応えられないかも」と、兄ちゃんに弱音を吐いたんです。すると、「お前ががんばっているから、みんなが応援しているんだよ」と言われ、その言葉に救われてすごく楽になりました。いま、いろいろなプレッシャーを感じてしまっている高校生は、「みんなが勝手に期待している!」と思えば、気が楽になるかもしれないですね。

(黒田)全国の高校生にメッセージを。
(のり)やりたいことをやったもん勝ちじゃないですかね。いまやりたいことが見つからなくても、いろいろなことをやってみると絶対見つかるから! それに、どんなにくだらないことでも一生懸命やると思い出になるんです。ゴミ拾いだって一生懸命やれば、何年か経っても友達が覚えていてくれたりします。あとは、しっかり勉強しないと僕みたいな立派な大人にはなれませんよ(笑)。僕は高校時代に勉強から逃げてきたせいで、いまになって英語とか勉強していますが…。

<DJのりさんのプロフィール>
お笑い芸人「オテンキ」の「のり」として活躍。1979年千葉県生まれの33 歳。東洋大学出身。中学・高校・大学と柔道を続け、高校時代には柔道千葉県チャンピオンに輝く。2012年4月より「レコメン!」の2代目パーソナリティーに就任

~取材を終えて~
●武南大地さん(経済学部3年)
のりさんは気さくでとても話しやすかったです。のりさんが話してくれたことを高校生活に生かしてもらえたらと思います。

●木下透さん(法学部2年)
失敗しても前向きなのりさんは身近に感じられ、良き目標にもなりました。やれることはやっていこうと思いました。

●黒田真輝さん(文学部1年)
実際のスタジオでのりさんと話せたのはうれしかったです。みんな一丸となってひとつの番組を作っているのだと実感しました。