全国大会の常連で、ウインターカップベスト16の実績がある。1月の県新人大会では2年連続5度目の優勝を果たし、2月の関東新人大会に出場。県勢初の優勝を決めた。

「うれしかったけれど、全試合通して序盤の流れが良くなかった。また、準々決勝の金沢総合(神奈川)戦ではファウルが先行。ギリギリ1点差での勝ちになりました」とキャプテンの増岡加奈子さん(3年)。「『できないことは、できるようにしていこう』という気持ちをみんなが持っているチーム。インターハイに向け、大きい選手に対するチームディフェンスとリバウンドが課題です」と話す。

目指すのはスピードのある“走れるバスケ”だ。顧問の土岐敏郎先生は今年のチームについて「昨年に比べ、さらに機動力が上がりました。身長はないが、一人一人どこからでも点が取れる面白いチーム」と評する。リバウンドやルーズボールの競り合いなど、頑張ればマイボールになるチャンスを逃さないチームづくりのため、練習では「強い体づくり」を意識する。さらに「勝ってもおごらず、しっかりした学校生活を送ることで、先生やクラスメートからも応援してもらえるような生徒になってほしい」(土岐先生)。

まずは県大会優勝が目標。その上でインターハイベスト4を狙う。 (野口涼)

学校紹介

1922年創立。萩原重範校長。生徒数1096人。校訓は「質実・英知・愛敬」。