文化祭で、他のクラスと一味違う企画をやりたい人へ。今年の文化祭で中国風の「占い」を企画した武蔵丘高校(東京)3年4組に、企画の作り方や準備の進め方を聞いた。思わず入りたくなる怪しげな雰囲気が、来場者を引き寄せた。

手相とタロット占い、中国モチーフの雰囲気が◎

3年4組「うらなっチャイナ♡」

手相タロットで来場者を占います。占いは本で勉強しました。中国をモチーフにしています。遠足で横浜に行った時に、クラスメートが中華街で占いを楽しんでいたことからテーマを決めました。

うらなっチャイナ♡
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【スケジュール】

・HRの時間…クラス内で意見を出し合ってやる内容を決める。
・夏休み…文化祭HR係で集まって企画の大まかな内容(装飾や占いの種類)を話し合う。
・文化祭前…総合、HRの時間をメインに教室内の装飾と廊下装飾係で分けておのおの作成。受付表や占い指導内容は自宅で作成。
・当日…装飾の見直しと補強

【役割分担】

・看板装飾担当…4人。外看板やポスターの作成
・廊下装飾担当…9人。廊下の門の作成
・教室装飾担当…20人。教室内の装飾
・受付表作成担当…4人。受付表や待合表作成
・占い指導担当…3人。占いの指導

【費用】

・装飾の材料費…1万8000円(画用紙、ポリ袋、養生テープ、ガムテープ、ランタン、手袋、乾電池、フェルト)

【当日の様子】お客さんも満足げ

昨年よりも楽しげな雰囲気が出ていました。衣装に関して特にしっかりとした決めごとはしてなかったけれど、当日おのおのがクラスの雰囲気に合った服装にしてくれました。お客さんを占って、「確かにあたってる……」って言われた時はホッとしました。

【成功のコツ】企画のための勉強を頑張る

生徒がやる占いは、ぶっちゃけ、うさんくさい印象が出やすいです。なので、占いを勉強して力を入れると、お客さんから「予想を裏切るすごい企画」という印象を持たれます。教室内は真っ暗にし、手元の明かりをつけると一番雰囲気が出ますが、手元のあかりはちゃんとしたものを用意しないと手元が何も見えなくなります。(堀田和誠さん)