文化祭は、受験予定の中学生にアピールするチャンス。今年の文化祭で「コンセプトカフェ」を企画した武蔵丘高校(東京)3年3組に、企画の立て方や役割分担を聞いた。「キャスト」に扮して受験生たちと語り合い、高校の魅力を伝える企画だ。

中学生をトークでおもてなし

3年3組「3300★ナイトHR~夢より濃く、甘night~」

「夜の世界」をイメージしたコンセプトカフェです。生徒は「キャスト」に扮(ふん)して、来場者と対面でトークを繰り広げます。「武蔵丘高校の魅力を伝え、楽しんでいただくこと」をモットーにしました。

「3300★ナイトHR~夢より濃く、甘night~」

 

 

【スケジュール】

・受験生なのでなるべく短い準備期間で装飾を完成させられるように、その日に誰が何をするのかを事前に係で相談してから作業を始めた。
・当日は午前・午後のシフト制。平等に役割分担。

【役割分担】

・看板などのデザイン担当…5~10人程度。
・装飾担当…30人程度。教室内・廊下の飾り付け。看板やフォトフレームのデザインや色塗り。
※買い出しには行ける人が行く。
※クラス代表は特定の仕事をするのではなく、全体をまとめる仕事をした。

【費用】

・装飾(風船、LEDライトなど)…8000円程度
・衣装(ドレスやカツラなど)…1万円程度
・景品(お菓子)…2000円

【当日の様子】会話が盛り上がった

入学を考えている中学生とキャストが楽しそうに会話をしている様子がとてもよく、印象に残りました。在校生や保護者の方々とも楽しくお話をしたり、ゲームで盛り上がったりすることができたのも、とても良かったです!

【成功のコツ】中学生に喜んでもらう企画に

中学生にとって文化祭は、高校の雰囲気をじかに感じられるとても貴重な機会。気軽に会話できる空間は、「この高校に通いたい!」と思ってもらえる絶好のチャンスになると感じました。初対面の人と話すのは緊張するかもしれませんが、実際には意外と楽しく、良い経験になりました。準備から当日まで、クラスのみんなで協力し合って、ぜひすてきな企画にしてください!(江鳩美優さん)