話すことが見つからない、沈黙がつらい…。気まずい状況を経験したことのある人へ。コミュ力が高めの高校生記者に、上手な会話のコツを聞きました。
【1】質問を通して話題を探る
とにかく、相手から情報を引き出すように意識しています。「どの部活に入ってる?」「趣味は何?」などの基本的な質問を通して、相手が話しやすい話題を探ります。うまく見つからないときは、服装や特徴を褒めるようにしています。褒められて嫌な人はいないと思うので、どれだけささいなことでも褒めるようにしています。(藤咲花佳=3年)

【2】まずは「聞き上手」を目指す
コミュ力が高い人は一見話し上手に見えますが、実は誰よりも聞き上手だと思います。相手の話に興味を持って聞くと、自分の話にも興味を持ってもらいやすいです。話すのが苦手な人は、まずは「相手の話を興味を持って聞く」ことを意識してみてはどうでしょうか。(雫=2年)
【3】知らない話題ならすぐ調べる
コミュ力を上げるために、相手の話への興味を示すよう心がけています。知らない話題でも、その場で調べたり質問したりしています。ただ、意識しすぎて疲れてしまう時もあります。家族との会話から少しずつ意識すると、他の人との会話でも自然に実践できるようになります。(からめる=3年)
【4】会話の流れをうまく広げる
会話の流れを壊さないのが大切です。例えば、相手から釣りの話題が出た時、相手が「大物が釣れた」と話したいと思っているのに、こちらが「誰と行ったの?」と聞いてしまうと、相手が本当に話したいことにたどりつけません。まずは最後まで話を聞いてから、質問で広げると会話がうまくいきます。(むにゅ=3年)

【5】相づちで「聞いてるよ」を伝える
人の話を聞くときは、相づちを打つように意識しています。一生懸命話しているのに、ちゃんと聞いてくれているのかわからないと、相手は残念に感じると思います。相づちを打つだけで、「ちゃんと聞いてるよ」とひそかに伝えられます。自分が話すときも、相手がちゃんと聞いてくれて、楽しく話せるようになります。(ティアラ=3年)
【6】「ふと感じたこと」を話題にしてみる
コミュ力が低い人は、会話中に「気まずい……」「話すことがないな」と考えてしまいがちです。でも、ふと目に入ったものや感じたこと、思ったことを口に出してみると、意外と会話が広がるきっかけになります。そうした「ふとした気づき」が、コミュ力アップの鍵になると思います。(雲雀=2年)