私は、高校3年の4月、やる気が全くでない「燃え尽き症候群」の状態になりました。どうやって回復したのかお話しします。(高校生記者・ティアラ=3年)
英検合格後に燃え尽きた
高校2年の3月、英検準1級に合格しました。うれしい気持ちと引き換えにやる気が一気に消えて、いわゆる「燃え尽き症候群」の状態になってしまいました。

登校するのもおっくうになり、家ではお風呂や食事すら面倒になりました。合格の直前には、1日9時間英語を勉強し、1日500単語を復習するほど詰め込んでいました。限界を超えて努力した反動が、一気に来たようでした。
思い切って自主学習を休んでみた
周りが受験モードに切り替わる4月、私は焦る気持ちを抱えながらも、勉強に手をつけられませんでした。
「このまま無理をしても続かない」と感じた私は、自主学習を2カ月完全にやめることにしました。宿題など必要最低限のことだけに絞り、模試も答えを適当にマークして提出しました。
趣味に癒やされ「やっぱり勉強が好き」
空いた時間はレジンなどの趣味に没頭しました。きれいな作品が完成すると、少しずつ気持ちが落ち着いていきました。
最初は自由な時間を楽しんでいましたが、だんだん退屈に感じるようになり、「やっぱり勉強が好きかもしれない」と思い始めました。心に余白ができたことで、改めて勉強に前向きになれました。

「頑張りすぎない」も受験の戦略
「無理をしすぎない」習慣の大切さに気づきました。全力で走る時期も必要ですが、息を整える時間も同じくらい大事だと思います。
元気な心と体でいられるように、頑張る時と休む時のバランスを取ることが、受験にも人生にも大事だと感じました。
- ティアラ 長野県在住。趣味はドラマを見ることで、King&Princeの永瀬廉くん推し。すみっコぐらしも好きで、一番好きなキャラクターはねこ。将来は心理士になりたい。