高校3年生以下の女子がアルゴリズムの設計力などを争う第5回ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI2025)が7月14日から20日にドイツ・ボンで開催され、日本代表として高校生4人が出場。金メダルを2人が、銅メダルを2人が獲得した。文部科学省と情報オリンピック日本委員会が7月22日、発表した。
世界60カ国・地域から227人が参加
ヨーロッパ女子情報オリンピックは、高校3年に相当する学年以下の女子を対象としたプログラミング大会。今年は世界60カ国・地域の227人が参加。与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズムの設計や、それをプログラムとして適切に実装する能力を競った。
金2銅2を獲得
ヨーロッパ女子情報オリンピックでは、ヨーロッパ参加者の約半数にメダルが授与され、金・銀・銅の割合はおよそ 1:2:3 と定められている。日本代表4人の成績は次の通り(敬称略)。

- 盧馨儀(ろ・しんぎ、東京・筑波大学附属高校2年) 金メダル
- 籏智里奈(はたち・りな、京都・洛南高校1年) 金メダル
- 松長侑南(まつなが・ゆうな、千葉・渋谷教育学園幕張高校2年) 銅メダル
- 志村瑛美(しむら・えみ、東京都立新宿山吹高校3年) 銅メダル
次回の代表選考の参加者を募集中
情報オリンピック日本委員会はヨーロッパ女子情報オリンピックの日本代表選手選考会を兼ねた「日本情報オリンピック女性部門(JOIG)」を2021年から開催しており、現在次回の参加者を募集している。