高校生や大学生らから、「夢中になれる研究のアイデア」を募り、東京大学の教員ら研究者のサポートで実現してもらう支援プログラムの募集が始まった。参加期間は9月から2028年3月まで。応募締め切りは6月10日。5月17日に対面またはオンラインで参加できる説明会がある。

採用されると東京大学のキャンパス内のラボで研究機器を使用できる

支援プログラム「Good Life on Earth」は、トヨタ自動車が設立した一般財団法人トヨタ・モビリティ基金と、東京大学内のOne Earth Guardians育成機構が共同で実施する。

応募資格があるのは高校生、高等専門学校生、大学1・2年生、またはそれに相当する年齢の人。「『好き』を伸ばして地球を救う」をスローガンに掲げ、高校生らの自由な発想と好奇心から生まれたアイデアを募集する。テーマの分野の制約はなく、生命や生活にかかわり地球の未来につながる幅広いアイデアを受け付ける。

東京大の教授やスタッフが研究テーマの相談にのってくれる

採用されると、東京大の第一線の教授らがテーマの相談にのってくれる。東京大の研究室に通ったりオンラインで指導を受けたりしながら研究アイデアをブラッシュアップし、実現に進む。交通費や研究にかかる費用は支援される。高校の試験期間など学校との両立は配慮される。

プログラムは2022年に始まり、今回が4期生の募集となる。1~3期生は7~8人ずつ採択された。

9月にキックオフ合宿が開かれる

書類選考の通過者には7月にオンライン面接があり、7月中に採否が決まる。採用者は9月に東京大学で合宿形式のキックオフイベントがある。

詳細は、公式サイト(https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/gle/apply/)を参照。