全国の高校生が国内や海外の大学生と合宿生活を送りながら学ぶ「HLAB(エイチラボ)サマースクール」が2025年8月に国内3地域で開催される。募集人数は合計200人。応募締め切りは6月15日。

海外大学生が対話型の授業を開く(HLAB提供)

東京・長野・宮城で開催

2011年からサマースクールを手掛ける一般社団法人HLABが東京都・長野県小布施町・宮城県女川町の3地域で運営する。

大学生・高校生と寝食を共に

サマースクールは米国ハーバード大学のリベラル・アーツ&サイエンス教育の舞台である寮生活をモデルにしており、参加者は寝食を共にしながら、語り合い、学び合う。東京大、京都大、ハーバード大など国内と海外の大学生100人以上が分担して高校生のサポート役を務める。

対話型授業や語り合い

プログラムは、生徒数人と先生役の海外大学生による対話型授業や、社会の一線で活躍する人による講演、学生や社会人との自由な語り合いの時間、地域の特色を生かしたワークショップなどで構成される。

英語力よりコミュニケーション力

開始日は3地域とも8月14日で、東京は21日まで、他地域は20日まで開催する。参加費は東京が13万2千円、他地域は11万円(いずれも税込み)。課題エッセイなどを提出して応募する。プログラムは日本語と英語を使うが、大学生が言語のサポートをしてくれる。選考では今の英語能力ではなくコミュニケーションの積極性をみるという。